「お灸を据える」の意味と、もとの話
このページの要点
- 「お灸を据える」は、厳しく叱ったり罰を与えたりして、こらしめることです。
- もとは、ツボにお灸を置いて行うことを指す言葉です。熱さの印象から、こらしめる意味になったと考えられています。
- 本当のお灸は、罰ではありません。熱いと感じたら、すぐに外します。
「お灸を据える」の意味
「お灸を据える」(「灸を据える」とも言います)は、厳しく叱ったり、罰を与えたりして、こらしめることです。同じことを繰り返す人や、いたずらが過ぎる人に、二度としないよう思い知らせる場面で使います。
- 遅刻が続くので、一度きつくお灸を据えておこう。
- いたずらが過ぎる弟に、お灸を据える。
似た意味の言葉に、「懲らしめる」「戒める」「釘を刺す」などがあります。
もとは、本当にお灸をすること
「灸を据える」は、もともと、ツボにお灸を置いて、もぐさを燃やすことを指す言葉です。辞書にも、この意味が載っています。
お灸は、熱さを感じることがあります。そのため、「熱くて痛い目にあわせる」というところから、こらしめる意味に広がったと考えられています。
昔の子どもへのお仕置きの話もよく聞きますが、確かな出典が見つからなかったので、ここでは取り上げません。
「据える」という字
「据える」は、物をしっかりと置く、という意味の言葉です。「腰を据える」「目を据える」などにも使われます。お灸も、ツボの上にしっかり置くので、「据える」と書きます。「すえる」とひらがなで書くこともあります。
お灸の言葉は、お灸の用語集でもまとめています。
今のお灸は、こらしめるものではありません
本当のお灸は、罰ではありません。熱いのをがまんするものでもありません。熱いと感じたら、すぐに外してください。
最近は、火を使わずに貼るだけのタイプや、煙の少ないタイプなど、はじめてでも使いやすいお灸があります。違いはお灸の選び方・比較で紹介しています。
使い方はお灸の使い方とツボ一覧にあります。