お灸の用語集:数え方・言い方・ツボの言葉
一般的な説明をまとめたものです。流派や製品によって、使い方や言い方が違うこともあります。
このページの要点
- 「壮(そう)」はお灸の数え方で、もぐさ1つを燃やし終えるまでを1壮と数えます。
- 「据える」は、ツボにお灸を置いて行うことです。
- 「同身寸(どうしんずん)」は、自分の指の幅を目安にツボの位置をはかる方法です。
このページの内容
お灸の数え方・言い方
- 壮(そう)
- お灸の数え方の単位です。もぐさ1つを燃やし終えるまでを「1壮」と数え、「3壮」のように言います。台座灸では、1個を1壮と数えることが多いようです。
- 据える(すえる)
- 「お灸を据える」は、ツボにお灸を置いて行うことです。「灸を据える」には、厳しく叱ってこらしめるという意味の慣用句もありますが、もとはお灸をすることを指す言い方です。
- 施灸(せきゅう)
- お灸をすることです。「施灸部位」のように、お灸をする場所を指す言い方でも使われます。
- 灸(きゅう)
- もぐさの熱でツボを温める方法です。ふだんは「お灸」と言うことが多く、このサイトでも「お灸」と書いています。
道具・種類
- もぐさ(艾)
- ヨモギの葉を乾燥させて、葉の裏の細かい綿毛を集めたものです。お灸の主な材料で、火をつけるとゆっくり燃えます。
- 台座灸(だいざきゅう)
- 紙などの台座の上に、もぐさがのったお灸です。肌に貼って、火をつけて使います。「せんねん灸」など、市販のお灸の多くがこのタイプです。
- 棒灸(ぼうきゅう)
- もぐさを棒状に固めたお灸です。火をつけて、肌から少し離して温めます。
- 温灸器(おんきゅうき)
- 器具にもぐさを入れて、熱を肌に伝えるタイプです。
- 火を使わないお灸
- 火をつけずに温めるタイプを、このサイトではこう呼んでいます。貼るタイプや充電式などがあります。
- 直接灸(ちょくせつきゅう)
- もぐさを肌の上に直接のせて行うお灸です。
- 間接灸(かんせつきゅう)
- もぐさと肌の間に、生姜、にんにく、味噌、塩などをはさんで行うお灸をまとめた呼び方です。生姜灸もその一つです。
ツボ・位置の言葉
- ツボ(経穴)(けいけつ)
- 東洋医学で、体の表面にあるとされる、刺激を与える場所です。専門的には「経穴」と呼ばれます。
- 経絡(けいらく)
- 東洋医学で「気」や「血」の通り道とされているものです。ツボは、この経絡の上に並んでいると考えられています。
- 同身寸(どうしんずん)
- 自分の指の幅を目安に、ツボの位置をはかる方法です。親指の幅を約1寸、人差し指から小指までの4本をそろえた幅を約3寸とするやり方がよく使われます。
- 寸(すん)
- ツボの位置をはかる長さの単位です。同身寸では、指の幅を目安にします。
- 取穴(しゅけつ)
- ツボの位置を探して、決めることです。
- 圧痛(あっつう)
- ツボのあたりを押したときに感じる痛みや、ひびきのことです。ツボを探すときの目安にされることがあります。
安全に関する言葉
- 透熱灸(とうねつきゅう)
- もぐさを肌の上で燃やし切るお灸です。熱さが強く、専門家が行う方法として知られています。
- 知熱灸(ちねつきゅう)
- 熱さを感じたところで、もぐさを取り除くお灸です。市販の台座灸の多くも、説明書で、熱いと感じたら外すように書かれています。
- 低温やけど(ていおんやけど)
- それほど高くない温度でも、同じ場所に長い時間当たり続けることで起こるやけどです。熱いと感じなくても、安心はできません。
- 灸痕(きゅうこん)
- お灸のあとに皮膚に残る跡のことです。