初心者向けのお灸とは
直接灸と間接灸
お灸には直接灸と間接灸の二通りの据え方があります。両方ともメリットがあり、どちらがいいとは言えないのですが、初心者が自分でお灸を据えたい時には間接灸を選択しましょう。
直接灸
もぐさを直接肌の上に乗せ、上の方から燃焼させていく方法です。プロの鍼灸師さんが好む方法で、ゴマ粒や米粒程度の大きさのもぐさに火を付け短時間で刺激します。それでも、お灸を据えた部分は赤く跡がついたり、水ぶくれになったりします。直接灸をする上で、これはある程度避けられないことのようです。
もぐさがある程度燃え進み、ツボに適度な刺激を与えたところで火をもみ消す方法もあります。こちらは刺激、ダメージともに少なく比較的マイルドなようです。
間接灸
もぐさと肌の間に何かを挟み、刺激や肌へのダメージをやわらげて行うお灸です。
昔から使われているものだと、生姜やにんにくのスライス、塩、味噌などがあります。最近では台座ともぐさがセットになったタイプがあり、これが初心者にはオススメです。
熱いお灸と暖かいお灸
お灸は熱によりツボを刺激するものです。なので、冷たいお灸はありませんが必ずしも火傷するまで熱くする必要もありません。
お灸でツボを刺激する場合には、ピンポイントでツボの一を見つけてあげる必要があります。脚や腕にあるような、比較的わかりやすい位置にあるツボならば、直接灸や台座灸を自分で据えることもできます。ところが、肩や背中など手や目の届かない場所にあるツボはそうもいきません。『ここから続き」
温度・刺激の強さ別に選べるせんねん灸
テレビやラジオのCMでおなじみのせんねん灸は、様々なシリーズの製品があり、その中の「せんねん灸オフシリーズ」は5段階で刺激の強さが選べるようになっています。また、初めての方にオススメの「はじめてのお灸moxa」、「せんねん灸レインボー」など入門用のお灸が幅広く充実しています。
様々なお灸の種類
台座灸
台座灸とはこれまでに紹介したせんねん灸オフシリーズなど、もぐさの下に紙の台座が付いたものをいいます。この台座があることで、熱の伝わりを和らげたり、台座ついているシールを使って、ツボに貼り付けることができます。
家庭で火を付けて使うお灸をすえる際には、最もポピュラーなタイプになります。